幼少の頃、
虫は仰向けの状態から自力でうつ伏せに戻れないと力尽きて死んでしまうという話を聞いたことがある。
夏になると道端や駅のホームで仰向けになってバタバタ苦しんでる蝉や黄金虫を時々見かける。
その時は必ず足先でちょいちょいと転がして元に戻してやるのだが、蝉や黄金虫からは
「ありがてぇ。姐さん、この恩は必ず」
と言ってるんだか言ってないんだか。
こちらを「チラ」と見て(？)ブーンと早々に飛び立っていく。
毎年幾多もの蝉や黄金虫達を危機から救ってきたのだか彼らからの恩返しは待てど暮らせど来る気配はない。
おかしいなぁ。
これが「まんが日本昔話」なら今ごろ助けた虫達が金銀財宝を持って来るか、或いは
石油の埋蔵されてる場所を教えてくれるはずなんだが…笑
