以前ブログで3回にわたって書いた
チェロの左手のフォーム「拡張」ですが。
正しい指の使い方をすれば多少時間はかかっても
習得自体は容易ですが
これは入り口を間違えると、つまり理解の仕方を間違えてしまうと半永久的に出来ないフォームにもなりえる大変に厄介なものです。
本日一番最後にレッスンだったUさんも
この「拡張」に苦しんでおられました。
Uさんは私のチェロ教室にいらっしゃる前に
他の先生の元で長くレッスンされておりましたが
やはりちゃんと拡張についての説明を受けていなかったのがフォームを見てもすぐにわかりました。
本日も大変苦戦しておりましたがレッスンをしていくうちにUさんが拡張を「どう誤認していたか」が正確に判明。
それからは、いままでが嘘のようにスムーズに拡張ができるようになりました。
今回は、動きだけでは見えてこなかった複雑な「誤認」もあったので
私は説明に終始するだけではなくもっと積極的に
生徒さんが自分自身の言葉で「こう思っていた」ということを言えるよう促さないといけないな、とも思いました。
促してるつもりだったけどまだ十分じゃなかったなぁと、今日の改善すべき点でもあります。
全てが理解できて、流れるように綺麗な拡張ができた時のUさんが見せた笑顔。
私も本当に嬉しかったぁ。
向日葵のような明るい笑顔でした。