知ってるワイフ第3話 瀧本美織さんとチェロ

第3話は演奏シーンではなくレッスンの場面でしたね。
実は演奏しない場面でも私は現場に立ち会っておりまして、瀧本さんの動きをつぶさに見て指導・アドバイスをし、撮影も監督の後ろからカメラを覗いて目を皿のようにしてチェックしております。

実はチェロを演奏していない時の所作こそ
素人臭さが出てしまうもの。
見る人が見れば「全くチェロを弾いたことがない人」というのがバレバレになっちゃうんですよね。
演奏していない時の楽器の持ち方や構え方、譜面台へ弓を置く何気ない動作に「熟れ(こなれ)感」を出さなければなりません。
チェロの触り方、置き方、エンドピンのしまい方などもです。

この所作の指導・アドバイスは「カルテット」「ミス・シャーロック」でも一貫して行っております。

その甲斐あって、大変違和感なく自然な流れの動作になっておりました。

わーい。

レッスン中に沙也佳がチェロを構えながら頬杖をついていたポーズ。
あれはチェリストが最もよくやるポーズの一つなので、提案した時に
「わぁ、このポーズいいです!熟れたーい♬」
と瀧本さんは嬉しそうにしておりました(笑)

因みに生徒役の越後はる香さんですが
彼女はなんとチェロを6年間習っていたのでご本人のチェロ持参で撮影に臨んでおりました。
劇中で使う曲の数小節を30分ほど現場でレッスンした後に撮影でした。

ドラマで使われてる音は私の演奏ですが
音源に動きもすんなり合わせられておりましたよ(^−^)

瀧本さんの今後の演奏シーンも是非楽しみにしててくださいね。

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